生活保障 排除しない社会へ

タイトルの岩波新書は、現在中央大学におられる宮本太郎先生がこれからの生活保障のあり方について論じられた本です。

2009年発行ですから、前年にリーマンショックがあって派遣村が出来たりと、この国の足元が揺らいでいた時期でした。

その後、東日本大震災、数々の自然災害、コロナと数えきれないほどの大事件を経て今があります。

私が生まれ育った東京を離れたのも2009年です。

先日、本当に久しぶりに東京に行きましたが、15年あると東京も変わりますね。

中央集権がますます進んで、東京は別の国のように見えました。

生まれ育った土地で人が最期まで生きるということが、都心部以外は難しくなっています。

社会保障のあり方について、これからは私自身も考えていきたいと思っています。