ハラスメント研修やります

 令和4年の4月から中小企業にもパワハラ対策が義務化されたこともありまして、今年の秋は教育機関や企業でハラスメント研修の講師をする機会を頂きました。

 この数年は労働相談の大半はハラスメント関係です。

 職場には多様な価値観をもった人がいるわけで、立場や意見の違いがあるのは当然のことになります。一昔前であれば上司は部下に対する口の利き方など考える必要もなかったのでしょうが、今はそんなことを言っていられる時代ではありません。

 マスコミであげられる過労自死の問題にも様々なハラスメントが背景にあり、ハラスメントの恐ろしさについて働く者全てが認識を改めなければならないと強く思います。

 また職場における性的な言動は、私たち女性労働者にとって男性が思っている以上に不快なものです。女性は職場では仕事がしたいのであって、性的な対象として見られることを望んではいません。仕事の場所で性的な発言は全く必要ないはずです。

 ハラスメントは人権を侵害しますし、職場の信用を傷つけ企業価値を損ないます。

 職場には多様な価値観を持った人がいますので、職場はハラスメントについてある程度の共通認識を持つことが必要です。

 職場内の共通認識を養うために、どうぞハラスメント研修の実施をご検討ください。